ハースストーン・2017年9月ナーフカード一覧と代替カード、おすすめデッキ

ハースストーンアップデート9.1
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ここでは2017年9月のアップデートで、新しくナーフされたカードの考察と代替カード、またナーフ後のオススメデッキについて紹介します。

ナーフされるのは、ドルイドやウォリアーの基本カードを含めた『練気』『烈火の戦斧』『呪術』『マーロックの戦隊長』『拡がりゆく虫害』の5種類のカードですが、ナーフ後は環境が大きく変わる可能性が高く、デッキ選びが重要になります。

そこでここではナーフされたカードの内容や今後の使い方、代替カード、弱体化されたデッキ、また環境的に強くなりそうなデッキについてまとめていきます。

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ハースストーンのナーフ・その目的や意味

「ナーフ」(nerf)は、日本語で言う「弱体化修正」です。

環境には、新パック「凍てつく玉座の騎士団」で強化された「翡翠ドルイド」、「アグロドルイド」が蔓延していました。それによって活躍できるデッキの幅が狭くなり、圧迫された環境が続いていました。

あまりに強すぎる・便利すぎるカードは、ゲームバランスを崩してしまう可能性があります。

強い勝ちやすいからとプレイヤー全員が同じカード、似たようなデッキを使用していたら、ゲームとしての面白みが無くなってしまいますからね。

今回のナーフはこれを改善するためのバランス調整と考えられます。

また、ドルイド以外のカードのナーフについても対処できないデッキが多かったことがナーフの理由と考えられます。

2017年9月ナーフカード一覧

練気:カード効果の変更

ナーフカード練気

様々なドルイドデッキが活躍する中で、全てのデッキで採用されているのが「練気」。

基本カードでありながら2マナのブーストが可能と破格のスペックを誇っており、「ビタータイドヒドラ」等、早期の大型ミニオンの展開や、「広がりゆく虫害」、「魔蝕の病霜マルフュリオン」による実質的な体力回復、果てには「究極の侵蝕」に苦しめられた人が多いと思います。

今後は、練気を絡めてこれらのカードを使う際に、今までに比べて単純に1ターン分の遅れが生じるので、ドルイドの動きが遅くなることが予想できます。今後は「練気」の採用も難しくなりそうです。

◆代替カード◆

おすすめなのは、『野生の繁茂』や『翡翠の開花』を使った空のマナクリスタルで、マナクリスタルを増やす方法です。

『練気』より時間がかかりますが、毎ターンのマナクリスタルが増える数が早くなるのでドルイドデッキの劣化を防げます。

また、翡翠ドルイドにおいては、並べた翡翠のゴーレムにバフをかける「蓮華紋」や、消耗しやすくなった体力回復手段として「大地のウロコ」等が代わりに採用されています。

マーロックの戦隊長:カード効果の変更

ナーフカードマーロックの戦隊長

このカードは、「マーロックパラディン」において、猛威を振るっていました。

並べたマーロックの一斉バフにより決着ターン数を早められると共に、体力バフにより除去も難しい盤面を作ることが可能でした。

このカードを使われた上で一度取られた盤面を返すのは非常に難しく、「温厚なメガザウルス」や「剣竜騎乗」等の更なる強力なバフに繋げられる可能性の高いカードの一つであったことが、今回のナーフの対象となった理由と考えられます。

◆代替カード◆

「マーロックの戦隊長」はナーフされてしまいましたが、上記の2枚のバフカードや、「水門学者」、「ロックプールハンター」に関しては今まで通りの強さを発揮してくれると予想できます。

また、他のデッキもナーフの被害を受けている為、「マーロックパラディン」は今までより強さは衰えるものの、引き続き活躍が見込めるデッキと考えられます。

代替カードとしては同じく3コストの「コールドライトの予言者」が挙げられますが、「マーロックの戦隊長」との選択になりそうです。

やっぱり、どうしても体力を増やしたい!という時は「ロックプール・ハンター」がおすすめ。

雄叫びでマーロック1体の攻撃力を+1、体力を+1してくれます。

マーロックデッキを使う際はぜひ使ってみてくださいね!

広がりゆく虫害:マナコストの変更

ナーフカード広がりゆく虫害

このカードは、動きが少し遅めのドルイドデッキにはほぼ全て採用されており、「ズーウォーロック」、「ミッドレンジハンター」等の小粒のミニオンを数多く展開するデッキはこの一枚のカードだけで詰むことも少なくはありませんでした。

一部のデッキコンセプトを完全否定していたこのカードもまた、ナーフの対象となりました。

1コスト重くなりましたが、ドルイドデッキを作る際にはまだまだ採用を検討できるカードだと思います。実際に、現在でも採用されているドルイドのデッキは多いです。

また、これらの2枚のカードがナーフされて尚、ドルイドには強力なカードが多く存在します。

環境次第ではありますが、今後のドルイドの活躍も十分見込めると考えられます。

◆代替カード◆

「拡がりゆく虫害」はナーフでコストが増えただけで効果は劣化していませんが、コストが気になる!という方は代替カードとして、低コストの挑発持ちミニオンを使うか、『自然の紋章』で体力+4と挑発を付与するのがおすすめです。

「練気」のナーフもあるので、アグロドルイドを今後も使っていく方は試してみて下さいね。

烈火の戦斧:マナコストの変更

ナーフカード烈火の戦斧

ほぼ全てのウォリアーデッキに採用され、なおかつ「海賊ウォリアー」にて猛威を振るったこのカードもナーフの対象となりました。

以前の「海賊ウォリアー」は3コストのカードが比較的多く、2コストのカードが少なめという特徴があります。

数少ない2ターン目の動きが制限されたことにより、「海賊ウォリアー」はたった一枚のカードのナーフであるにも関わらず見た目以上に弱体化されたと見ることができます。今後の「海賊ウォリアー」の活躍は絶望的とも見られます。

また、「烈火の戦斧」は、「海賊ウォリアー」にはまず採用されないカードと予想できます。

しかし、「コントロールウォリアー」や「ミルウォリアー」等、除去が重要なデッキにおいては今後も採用が検討されるカードの一つだと思います。

◆代替カード◆

『烈火の戦斧』と同等のカードとして『オーガの巨槌』と『呪われた剣』がありますが『オーガの巨槌』は半分の確率で対象外の敵を攻撃し、『呪われた剣』は装備中、ヒーローのダメージが2倍になるというデメリットがあるのが残念です。

代替カードとして使うことはできますが、デッキを使慣れていない方には諸刃の剣かもしれませんね。

コストが1増えただけなので、代替カードを使わず『烈火の戦斧』を使うまでの繋ぎカードを用意しておくという方法もおすすめです。

呪術:マナコストの変更

ナーフカード呪術

基本カードで、お手軽な単体変身ができるこのカードもナーフの対象となりました。

このカードは本来の目的である大型の単体除去だけであればまだいいものの、「変身」という要素を加えたことにより断末魔等の効果を使わせずに除去することが可能でした。

環境にシャーマンの存在はあまり見かけませんでしたが、ナーフに合わせて強くなることが予想される為、各ヒーローの強さの平均化を図るためのナーフと考えられます。

◆代替カード◆

コストが重くなったことにより、今まで以上に採用が難しくなります。

環境に「呪術」を使う明確な対象がいない限りは「退化」で代用されることが多くなると予想できます。

現在、「進化シャーマン」においては「退化」を採用した型が多く見られます。

ナーフ後も強いデッキとヒーローはコレ!

アグロローグ

ナーフ後の環境にて大活躍中のデッキ。

アグロタイプのデッキが減ったことにより、新たに作られたアグロデッキです。

でも高い!

「ケレセス公爵」+「影隠れ」2枚で、デッキから4/4のパッチーズが飛んでくることも!?

デッキレシピ

カード名 マナ 枚数
影隠れ 0 2
死角からの一刺し 0 2
ファイアフライ 1 2
冷血 1 2
南海の甲板員 1 2
怪盗紳士 1 2
海賊パッチーズ 1 1
ケレセス公爵 2 1
SI:7諜報員 3 2
エドウィン・ヴァンクリーフ 3 1
南海の船長 3 2
獰猛なヒナ 3 1
蒐集家シャク 3 1
ヴァラナール公爵 4 1
ヴァイルスパインスレイヤー 5 2
コバルト・スケイルベイン 5 2
リロイ・ジェンキンス 5 1
ケーアン・ブラッドフーフ 6 1
ボーンメア 7 2

デッキコード

AAECAaIHCLICpAOvBJG8Asm/Ap/CApziAp7iAgu0AYwC7QKoBdQF3QiStgKBwgLrwgLKywKmzgIA

ハイランダープリースト

ナーフ以前より環境に一定数居たにも関わらず、ナーフを免れたこのデッキも苦手だった「マーロックパラディン」のナーフにより相対的に強化されました。

「ゴラッカ・クローラー」による「アグロローグ」の対策も可能で、かなりのデッキパワーを秘めています。

デッキが高め且つ、プレイングも難しいので、作る際にはよく考えてからにしよう。

デッキレシピ

カード名 マナ 枚数
回復の輪 0 1
沈黙 0 1
ノースシャイアの聖職者 1 1
狂気ポーション 1 1
真言・盾 1 1
聖なる一撃 1 1
ゴラッカ・クローラー 2 1
ブラッドメイジ・サルノス 2 1
光熱のエレメンタル 2 1
初級エンジニア 2 1
密言・痛 2 1
影の幻視 2 1
思念撃破 2 1
熱狂する火霊術師 2 1
終末予言者 2 1
霊魂鞭打 2 1
コールドライトの宣託師 3 1
ひとまねグリマールート 3 1
密言・死 3 1
苦痛の持祭 3 1
オウケナイのソウルプリースト 4 1
カザカス 4 1
上級回復ポーション 4 1
宴のプリースト 4 1
ホーリーノヴァ 5 1
縛鎖のラザ 5 1
太陽の破片ライラ 5 1
ドラゴンファイアポーション 6 1
予言者ヴェレン 7 1
影刈アンドゥイン 8 1

デッキコード

AAECAa0GHgmKAe0BlwKcAqEE5QTtBckG9gf4B6UJ0grTCtcK8gz7DJK0AoO7ArW7Are7Ati7Auq/AtHBAtjBAtnBAuTCAr7IAvDPApDTAgAA

【まとめ】ナーフカード一覧と代替カード、おすすめデッキ

◆代替カード◆

ナーフされたカードは、「練気」「広がりゆく虫害」「烈火の戦斧」「マーロックの戦隊長」「呪術」の5枚。

  • 「練気」→「大地のウロコ」「蓮華紋」など。
  • 「マーロックの戦隊長」→「コールドライトの予言者」
  • 「呪術」→「退化」

 

◆おすすめデッキ◆

ナーフ対象であった翡翠ドルイド、マーロックパラディンは環境次第で今後も活躍できるかも?

海賊ウォリアーは厳しいか?

新環境で「アグロローグ」と「ハイランダープリースト」は今のところ特に強い! でも高い!

  • プリースト→ハイランダープリーストデッキ、ビッグプリーストデッキ
  • ドルイド→翡翠ドルイドデッキ
  • ローグ→アグロローグデッキ
  • メイジ→クエストメイジデッキ、秘策メイジデッキ など

 

ナーフ後の環境は移り変わりが激しく、様々なデッキの活躍が期待できます。

自分が使いやすいデッキ、環境に合ったデッキをいち早く見つけ、ラダーを勝ち抜こう!

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